モッタ
ミルクピッチャー
シリーズ
コーヒーに注ぐスチームミルクやラテアートに欠かせないピッチャーもこだわりたい道具の一つ。
モッタ社が開発した、数々の世界大会に出場するバリスタも愛用するピッチャーはイタリアならではの美しいフォルムと重量感のあるしっかりとした作りで本場イタリアを始め、世界中のカフェ、バール、コーヒー愛好家からも信頼を寄せられています。
ステンレスの厚みはミルクを入れた時に程よい重さになるように設計されており、スパウト(注ぎ口)は細かいラテアートを描きやすいだけでなく、中のスチームミルクが残らず注げるようにデザインされています。
また、カラーバリエーションが豊富なのも魅力の一つ。
ベーシックなブラック、ホワイトに加え発色の良いイタリアンカラー3色の中からスタイリングのイメージに合わせてお選びください。
※こちらはザッカワークスwebshopのみでの限定販売商品になります。
motta :
milk pitcher and coffee
at paddlers coffee
takehiro kato
モッタ :
パドラーズコーヒー 加藤 健宏さん
モッタのミルクピッチャーとコーヒーのお話
渋谷区西原の住宅街にいつまでも美味しいコーヒーと心地よい空間を求める人たちが訪れるパドラーズコーヒー。
アメリカ、ポーランド発のSTUMPTOWN COFFEE ROASTERSの新鮮な豆を使用したコーヒーを味わうことができるカフェですが、コーヒー豆のみならず道具にもこだわるバリスタの加藤健宏さんに10年以上愛用しているというモッタのミルクピッチャーについてお話を伺ってみました。
ZW(ザッカワークス 以下 ZW) : Mottaのピッチャーを知ったきっかけは?
加藤さん(パドラーズコーヒー 加藤 健宏さん 以下 加藤さん) : 2007年頃、カナダのバンクーバーのカフェで働いている時に友達のバリスタから使ってみて、みたいな感じでプレゼントしてもらった記憶があります。
ZW : その時のサイズは憶えてますか?
加藤さん : サイズはこれだった(50cc/真ん中)と思いますね、この大きさ。
で、この後に小さいサイズもあるからと言われて小さいサイズも買って2コぐらい持ってましたね。
当時にしては高かったですけどちゃんとしたもの、っていう印象がありました。
ZW : それからずっと使ってらっしゃいますか?
加藤さん : 使ってたんですけど、使ったり、使ってなかったり…
あっち(海外の)のバリスタって自分のピッチャーを持ってて、大会に出る時は絶対自分のピッチャーを持ってくるみたいのがあるから、いろんなものを試している時期もあって。
その時、その時のお店の求める感じだったり、作りたい泡の感じもいろいろなので、それぞれに合ったピッチャーを使い分けてました。
でも常にこのピッチャーは持ってましたね。
ZW : ミルクフォームについてちょっと話していただけますか?
加藤さん : 同じ泡の量でもかたい泡をつくろうと思えば、かたい泡がつくれるし、もっとサラサラした水っぽい泡を作ろうと思えば同じフォームの量でもつくれるし、それは回転の向きによりますね。
横回転でゆっくり入れていくか、一気に縦回転でするのおかで泡のかたさや甘みが変わって来るんです。
だからカプチーノってなると僕らはかたい泡をつくる。
それはゆっくるいれていくんじゃなくて一気に縦回転で仕上げます。
ZW : そもそもラテ用の泡とカプチーノ用の泡の違いって?
加藤さん : ラテは泡とスチームミルクの境界線が全くない感じ。
液体も泡も全部混ざっちゃっていて飲んだ時に全部入ってくる。
カプチーノは泡とスチームミルクの境界がしっかりできているので、泡は泡と感じるしっかりとしたかたい泡、それがカプチーノ。
ラテはどちらかというともっと寸胴なピッチャーを使って横回転でゆっくり細かくいれてというやり方です。
ZW : コーヒーの道具にはこだわりがありますか?
加藤さん : めちゃくちゃありますね。
マシンとかグラインダーとか自分が好きで慣れている<マルゾッコ>、っていうイタリアのマシンがあるんですけど職人が一個一個ハンドビルドでつくったマシンでずっと好きで使ってるんですけど、あれも10年ぐらい使ってますね。
すごい難しいんですよ、マニュアル車みたいな感じで。
今のエスプレッソマシンて結構オートマティックにできていて誰でも簡単に扱えるんですけど、すごくあのマシンは難しくて。
乗りこなす人によっては味が全然変わっちゃっうんで、そこが楽しいところで…道具はそうですね、便利すぎない道具が好きですね。
ZW : このモッタのピッチャーを使っていて良いと思うのはどんなところですか?
加藤さん : そうですね、一番感じられるのは質の高さ、ですね。
このピッチャーはすごく丈夫につくられてますし、手に持った時の重さとか、他のピッチャーって薄っぺらくて厚みのあるいい金属を使ってないからすぐダメになっちゃう。
毎日ガンガン使うものだからハンドル取れちゃったりとか、へこんじゃったりとか結構あるんですよ。
でもこれはそうゆうことないですし、殆ど壊れることないし、しっかりしているからずっと使える。
あとはデザインの良さ。
見た目てきにすごく美しい。
あとスパウト(注ぎ口)がしっかりしていることによってラテアートの描きやすさだったり、ミルクが細く出てくるのでそれによってラテアートもきれいに描ける。
ミルクの流れ方でラテアートってすごい変わるんですよ。
あとピッチャーでカラーヴァリエーションがこんなにあるのも魅力の一つですね。
お店のカラーに合わせてオリジナルカラーを選んだり。
ZW : パドラーズさんは黒の35clを使われてますね。
加藤さん : 黒が僕らのイメージカラーなので、黒のマット、というのがね。
こんな格好いいピッチャーないと思いますね。
バリスタなら、あ、いいな、ってみんな思うと思います。
ZW : ありがとうございます。
加藤 健宏(かとう たけひろ)
1983年生まれ。
国内外でのバリスタを経て、2013年春、ポーランドを代表とするコーヒーロースター『STUMPTOWN COFFEEROASTERS』の日本唯一の正規取扱店、『paddlers coffee(パドラーズコーヒー)』を共同代表の松島大介と共にオープンする。
参宮橋と神宮前で1年づつ間借りという形でコーヒースタンドを構え、2015年の4月には初となる独立路面店を渋谷区西原にオープン。
株式会社 ザッカワークス